タンスの奥から出てきた聖徳太子の一万円札、そのまま使っていいものか迷いますよね。
旧札は今も有効なものが多いのですが、交換の窓口は日本銀行・銀行・郵便局でまったく別の扱いになります。
有効な紙幣の見分け方から手数料、額面以上の値がつく旧札の特徴までまとめました。
親の遺品から古いお札が出てきたんですけど、これって銀行に持っていけばいいんでしょうか?
それが、持っていく先を間違えると断られたり、手数料で目減りしたりするんですよね。
順番に整理していきます。
結論|旧札の交換は「日本銀行・銀行・買取店」の3択
聖徳太子の一万円札のようにいま流通していない旧札は、日本銀行の本支店で現在の紙幣に引き換えてもらえます。
野口英世や夏目漱石など比較的新しい旧札なら、取引のある銀行の窓口で入金・両替するのが早いです。
ただし珍番号やエラー札は額面のまま交換すると損なので、先に買取査定で価値を確かめるのが正解でした。

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旧札の交換でつまずく人の多くは、この3つを同じものだと思っています。
日本銀行は両替をやっていませんし、ゆうちょ銀行にはそもそも両替業務がありません。
やることが違うので、手元の紙幣がどれに当たるかで行き先が決まると考えてください。
近所の銀行に持っていけば全部済むと思ってました…。
そもそも旧札は交換しないと使えない?まず有効かを確認
結論から書くと、有効な旧札は交換しなくてもそのまま使えます。
残りは1927年の特別交換、1946年の新円切替、1953年の小額通貨の失効で通用力を失いました。
従来の日本銀行券は、新券が発行されたあとも、引き続き、通用しますので、新券に交換いただく必要はありません。
「従来の日本銀行券が使えなくなる」といった誤った情報や詐欺行為などにご注意ください。
日本銀行「新券発行開始後の引換えに関する留意事項について」
新紙幣が出たタイミングで「旧札が使えなくなる」と持ちかける手口があるので、そこは冷静に。
交換しないと紙くずになる、みたいな話を聞いて焦っていました。
今も使える旧札の代表例を額面と肖像で見分ける
手元の紙幣を確認するときは、額面と表面の肖像・図柄の2点を見比べるのが早いです。
代表的な有効な旧札を並べておきます。
| 紙幣の種類 | 表面の肖像・図柄 | 発行開始 |
|---|---|---|
| 1万円札(C号) | 聖徳太子 | 1958年 |
| 5千円札(C号) | 聖徳太子 | 1957年 |
| 千円札(B号) | 聖徳太子 | 1950年 |
| 500円札(C号) | 岩倉具視 | 1969年 |
| 100円札(B号) | 板垣退助 | 1953年 |
| 50円札(B号) | 高橋是清 | 1951年 |
| 10円札(A号) | 国会議事堂 | 1946年 |
| 1円札(A号) | 二宮尊徳 | 1946年 |
夏目漱石の千円札、新渡戸稲造の五千円札、紫式部の二千円札あたりも当然有効です。
ここに載っていない古い紙幣が出てきたら、支払いに使う前に日本銀行の画像付き一覧で確認してください。
額面と肖像の2点だけ見れば、だいたい判別できますよ。
有効な旧紙幣には「強制通用力」があり、額面や発行時期にかかわらず法貨として通用します。
1円札も紙幣なので、硬貨のような同一額面20枚までの上限はありません。
ただし店舗が支払方法をあらかじめ定めているときは、その条件に従うことになります。
なぜ1円札だけ明治・大正のものが有効なの?
1946年の金融緊急措置では、当時通用していた5円以上の旧紙幣が失効の対象になりました。
1円札は対象外だったので、1885年発行の旧兌換銀行券1円(大黒像)まで今も有効なんですよね。
古い=無効ではありません。
明治のお札が今も法律上のお金として生きている、というのは正直ちょっと感動します。
古い紙幣や昔のお金の交換を考える前に、価値の目安も知っておくと判断しやすくなります。
旧札の交換はどこでできる?目的別の窓口早見表
「旧札交換はどこで?」の答えは、何をしたいかで変わります。
両替、口座への入金、金種指定の払戻し、損傷したお金の引換えは、それぞれ別の手続きなんですよね。
まず自分の目的を決めてから窓口を選ぶと、二度手間になりません。
「交換」の一言で片づけていたのが、そもそもの間違いだったんですね。
| やりたいこと | 主な相談先 | 確認すること |
|---|---|---|
| 流通していない旧札を今のお札に替えたい | 日本銀行の本支店 | 予約の要否・受付時間 |
| 口座に入金したい | 取引先の銀行 | 旧券の取扱可否・枚数・手数料 |
| 新券を受け取りたい | 取引先の銀行、ゆうちょ銀行 | 金種指定・在庫・手数料 |
| 破れた紙幣を替えたい | 日本銀行の本支店 | 損傷現金の引換え基準・予約 |
| ATMで使えるか知りたい | 利用する金融機関 | ATM機種ごとの対応範囲 |
日本銀行|流通に不便な旧札を今の紙幣に引き換えられる
聖徳太子の一万円札のように、有効だけど日常で使いにくい紙幣は日本銀行の出番です。
日本銀行は両替や新券への単純な交換は行っていません。
やってくれるのは、汚染・損傷したお金の引換えと、発行が停止された紙幣や記念貨のような流通に不便なお金の引換えです。
この違いを知らずに窓口へ行くと、「両替はしていません」と言われて終わります。
手元の紙幣が有効か確認する
額面と肖像・図柄を、日本銀行の一覧と照合しておきます。
引換受付サイトで予約する
銀行券・貨幣あわせて20枚以下なら予約サイトから申し込めます。
20枚を超える場合は、来店する本支店へ直接連絡します。
予約枠を押さえる
翌月分の予約は毎月21日の午前10時以降に開始され、サイトからの予約は各月1回までです。
メールアドレスと利用者IDの登録が必要で、IDの有効期限は6か月程度とされています。
予約した日時に来店する
引換えには相応の時間がかかるため、予約なしだと当日中に終わらない場合があります。
予約は日本銀行の引換受付サイトから進められます。
破れや焼け、ひどい汚れがある紙幣は、通常の両替ではなく損傷現金の引換えという扱いになります。
残っている面積などの基準で引換額が決まる仕組みです。
日本銀行って、ふらっと行って替えてもらえるものだと思ってました。
予約制です。
しかも枚数によって申し込み方法が変わるので、行く前の確認は必須ですね。
銀行|「両替」ではなく入金・払戻しになることもある
比較的新しい旧札、たとえば野口英世の千円札や夏目漱石の千円札なら、取引のある銀行が現実的です。
ただ、旧券をどの手続きで受け付けるかは銀行ごとにバラバラでした。
両替として扱う銀行もあれば、入金や払戻しの形になる銀行もあります。
| 金融機関 | 主な取扱い | 手数料の例 |
|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 旧券の入金・振込が対象 | 100枚まで770円(以降100枚ごとに770円加算) |
| みずほ銀行 | 旧券の入金・両替・振込が対象† | 100枚まで990円† |
| 三井住友銀行 | 旧紙幣の両替・振込は取扱対象外† | 入金時の現金整理手数料を確認 |
† 公式情報での確認が取れず、調査による参考値
三菱UFJ銀行は2025年4月28日に「旧券・旧貨」「記念貨幣」の取扱手数料を新設しました。
対象は、現在発行されていないが有効な銀行券のうち、昭和59年(1984年)以降に発行された紙幣を除いたものです。
つまり夏目漱石の千円札あたりは、この手数料の対象外になります。
枚数が増えるほど手数料も積み上がるので、まとめて持ち込む前に一度計算してみてください。
- その支店で旧券を扱っているか
- 両替・入金・払戻しのどれで受け付けるか
- 口座の有無で手数料が変わるか
- 持ち込む枚数と手数料の区切り
- 紙幣の発行時期が手数料の対象か
三井住友銀行で断られたという話も聞きます。
銀行が意地悪をしているわけではなく、取扱い方針の差なんですよね。
旧紙幣の交換はゆうちょ銀行・郵便局でもできる?
ここは誤解が多いところです。
ゆうちょ銀行や郵便局には両替業務がありません。
窓口に古いお札を持ち込んでも、両替という形での対応はしてもらえません。
ただし貯金窓口での払戻しや払渡し、各種サービスのおつりについては金種を指定できます。
その際に新券を指定するのは可能です。
一方で「野口英世の千円札ではなく北里柴三郎の千円札で」といった、新紙幣か旧紙幣かの指定はできません。
金種を指定した払戻しでは、1万円以外は合計枚数が50枚を超えると金種指定料金がかかります。
「郵便局なら手数料なしで替えてもらえる」という期待は、いったん手放したほうがよさそうです。
ATMで旧札は使える?有効性とは別の話
有効な紙幣でも、すべてのATMが読み取れるわけではありません。
ATMの対応は金融機関や機種によって違い、古い紙幣や折れ・汚れのある紙幣ははじかれることがあります。
多くの銀行ATMでは、目安として2世代前までの旧紙幣なら使えるケースが一般的とされています。
ATMで使えなかったからといって、その紙幣が無効というわけではありません。
逆に言えば、ATMではじかれる紙幣は日常でも使いにくいので、窓口で相談する合図だと考えるといいですよ。
ATMが受け付けない=ニセ札、ではないんですね。
ちょっと安心しました。
交換する前に確認したい「額面以上の価値」がつく旧札
ここが今日いちばん伝えたいところです。
旧札を銀行や日本銀行で交換すると、受け取れるのはあくまで額面どおりの金額だけ。
珍しい記番号やエラー札は、コレクター市場では額面を大きく超えて取引されることがあります。
額面で替えてしまった後にコレクター価値は戻ってきません。
珍番号|ゾロ目・ミラー番号・000001
紙幣には記番号(通し番号)が印刷されていて、並びによってはプレミアがつきます。
| 番号の種類 | 内容 |
|---|---|
| ゾロ目 | 同じ数字が並ぶ(111111、999999 など) |
| ラッキーナンバー | 縁起の良い数字(777777 など) |
| ミラー番号 | 左右対称の数字(123321、454454 など) |
| ストレート番号 | 昇順または降順(123456、987654 など) |
| 1番 | 通し番号の先頭(000001)。発行開始時の証明として希少 |
財布の中の新しいお札でも当てはまることがあるので、ついでに見てみると面白いですよ。
さっき財布を確認したら、惜しい並びが1枚ありました。
エラー紙幣|福耳や印刷ズレは残っているほど評価される
印刷や裁断のミスで、通常と違う状態のまま発行された紙幣をエラー紙幣と呼びます。
代表的なのは印刷ズレ、福耳、印刷欠け、記号違いの4種類です。
福耳は、製造工程で紙が折れたまま裁断され、余分な紙が耳のように残ったもの。
ズレや耳が大きいほど高額になる傾向があるとされています。
プレミアがつく紙幣を銀行やATMで交換すると、額面どおりの扱いにしかなりません。
汚れているからといって洗浄したり、折れをアイロンで伸ばしたり、テープで補修するのもやめてください。
破片があるときは、同じ紙幣のものと分かるようにまとめて保管しておきます。
明治・大正の古紙幣は数万円以上で取引されることも
明治期の紙幣になると、話の桁が変わります。
公式に定価があるものではなく、調査した範囲では次のような水準とされています。
- 太政官札(明治元年〜明治2年): 〜35,500円前後
- 明治通宝(1872年〜): 〜440,000円前後
- 国立銀行紙幣 旧券・新券(1873年・1877年〜): 〜1,000,000円前後
- 改造紙幣 神功皇后札(1881年〜1889年): 〜1,000,000円前後
いずれも状態によって大きく上下し、実際の金額は査定結果により異なります。
桁が違いすぎて驚きました。
祖父の箱、ちゃんと見直します。
- 額面以上の価値がある紙幣を、額面で手放さずに済む
- 本物かどうか不安な紙幣を専門家に見てもらえる
- まとめて出せば、価値のない紙幣は銀行で入金に回す判断もつく
額面の小さい旧札でも、種類によっては値が付きます。
価値がなさそうなら、そのときに銀行へ持っていけばいいだけの話です。
順番を逆にすると取り返しがつかない、というだけなんですよね。
迷ったら「まず査定、あとで交換」。
この順番だけ覚えて帰ってください。
旧札の交換でつまずいた人のリアルな声
窓口の対応は、支店や担当者によっても差が出ます。
実際に困った人の投稿を見ると、つまずきポイントがはっきり見えてきました。
みんなの声|知恵袋に集まった旧札交換の悩み
あしらわれたわけではなく、三井住友銀行は旧紙幣の両替・振込を取扱対象外として案内しています。
同じ「銀行」でも方針が違うので、行く前の電話1本で防げるすれ違いです。
窓口に着いてから断られるのが、いちばん精神的にきついんですよね。
日本銀行の引換えは本店だけでなく、本支店で受け付けています。
民間の銀行でも窓口なら相談できますが、ATMでは難しいので平日の営業時間に行くことになります。
逆方向、つまり新札から旧札への両替を望む人も意外と多いんですよね。
回答では「銀行の在庫がある間は可能」という見方が中心でした。
在庫次第という性質上、確実な期限は誰にも言えないところです。
券売機が新札に対応していないお店に行くとき、けっこう困るんですよね…。
- 「旧札はもう使えなくなる」と交換や引き取りを急がせてくる
- 訪問してきて、その場で額面以下の現金と引き換えようとする
- 価値の説明がないまま、まとめていくらと丸めて提示してくる
日本銀行も、従来の紙幣が使えなくなるという誤った情報や詐欺行為への注意を呼びかけています。
金額に納得がいかないときは、その場で決めずに複数の業者へ相見積もりを取ってください。
旧札を額面以上で現金化するなら|古紙幣に対応する買取3社

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古紙幣は専門の査定士がいるかどうかで結果が変わります。
3社とも査定だけの依頼を受け付けているので、まず1社に見てもらってから決めても遅くありません。
売ると決めていなくても相談していい、というのは知りませんでした。

| 初期費用 | 出張料・査定料・キャンセル料 無料(宅配で返送を希望する場合は着払い) |
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古銭・古紙幣・金貨・記念コイン・大判小判をまとめて見てもらえる専門窓口です。
出張料も査定料もキャンセル料も無料なので、価値があるか分からない段階で呼びやすいのが強み。
参考買取例には中国旧紙幣 300,000円も挙がっていて、日本の紙幣以外が混ざっていても任せられます。
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「価値があるか分からないから呼びにくい」を、無料で解消してくれるのはありがたいです。

| 初期費用 | 査定料・出張料・キャンセル料 無料(宅配は送料・宅配キット無料) |
|---|---|
| 料金形態 | 品物ごとの査定(相場表は2025年11月時点の参考価格) |
| 対応方法 | 出張買取/店頭買取/宅配買取 |
| 対応エリア | 全国(出張は離島を除く/店舗は全国150店舗) |
| 対象 | 古銭・記念硬貨・古紙幣 |
大判から記念硬貨まで古銭を幅広く査定
大判小判・銀行券・旧硬貨・中国貨幣・エラー貨幣まで扱う古銭専門の買取窓口です。
鑑定書がなくても査定してもらえるので、遺品として出てきた紙幣の相談先に向いています。
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|---|---|
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毎日価格を更新する古銭買取の専門店
古銭・古紙幣・金貨・銀貨を扱う専門店で、鑑定士が在籍しています。
毎朝10時過ぎにその日の買取価格を更新しているため、相場を見ながら相談できるのが特徴。
査定のみの依頼にも対応していて、写真を送るLINE査定から始められます。
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1社だけの査定額を見て決めると、それが高いのか安いのか判断できません。
2社以上に見てもらうのが、遠回りに見えていちばん確実でした。
相見積もり、面倒だと思ってましたが数万円変わるなら話は別ですね。
旧札の交換に関するよくある質問
まとめ|旧札は「有効か」「価値があるか」を確かめてから窓口を選ぶ
- 今も有効な紙幣は25種類。額面と肖像・図柄で見分ける
- 日本銀行は両替をせず、流通に不便な紙幣と損傷現金の引換えを予約制で受け付ける
- 銀行は旧券の扱いも手数料もバラバラ。三井住友銀行のように取扱対象外の案内もある
- ゆうちょ銀行・郵便局には両替業務がなく、新紙幣か旧紙幣かの指定もできない
- 珍番号・エラー札・明治期の紙幣は、交換前に買取査定へ
古いお札は、持ち主が思っているよりずっと長生きします。
急いで額面に替えてしまう前に、まず一度だけ価値を確かめてみてください。



